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村田と一問一答 王座奪還「夢じゃなかった。それがうれしい」

[ 2019年7月13日 12:14 ]

一夜明け会見で報道陣の質問に笑顔を見せる村田諒太 (撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者の奪還を果たした村田諒太(33=帝拳)がロブ・ブラント(28=米国)との激闘から一夜明けた13日、大阪市内のホテルで会見し、改めて喜びを語った。

 ――試合が終わって一夜明けた心境は?

 「こうやって目が覚めても記者の方が来てくれているから夢じゃなかったんだと。それがうれしいですね」

 ――映像は見た?

 「見ました。きのう京都の後援会の祝勝会で映像が流れていたので記念撮影をしながら片目にそれを見てた感じですね」

 ――映像を見た印象は?

 「パワーはあったと思いますし、今までの17戦の中で1番いいパフォーマンスだったと思います。全体的な体のパワーということで考えると、あと気持ちの面でもプロキャリアの中で1番いい試合だったと思います」

 ――会場の雰囲気はどう感じた?

 「いい雰囲気だったと思います。世界タイトル戦って自分一人でつくるものじゃないし、みんなでつくるものだなって、あらためて思いました」

 ――勝因は?

 「やっぱり練習ですね。ハードなトレーニングをしてきたこと、あとは周りのサポート、そして少しの運。それだと思います」

 ――達成感は?

 「どうなんでしょうね。もう少ししたらというか、人生が終わる時に、これがどうだったと意識するかもしれないですけど。現実感というか、これだけの人が集まってくれることが出来たんだなということを今、現実として受け止めている感じですね」

 ――反響は?

 「メチャクチャ来てます。さっきまで返信してました」

 ――今一番やりたいことは?

 「試合に向けての練習期間からコーヒーを飲んでないんですよ。練習の時にテンションをMAXにしたのでカフェインを摂らないようにしていたんです。なので、パンとコーヒーを。パンを食べながらゆっくりコーヒーを飲むということを3、4カ月してなかったので、それをしたいですね」

 ――因縁の相手に勝ちたいという気持ちが強かった?

 「相手もですけど、前回の自分のパフォーマンスに対してっていうのもあるので、“あれが最後でいいのかよ”って自分への問い掛けは常にあったので、それをクリアできたってことは少しは自分をほめてあげてもいいのかなと思います」

 ――家族からはどんな言葉を

 「息子は抱きついてきて“パパかっこ良かったよ”と言ってくれてました。“あした野球できんの?”って聞かれて“やろうね”って約束したので、またキャッチボールをする日々に戻るんだと思います」

 ――解放された喜びもある?

 「そうですね。家族の時間とコーヒーが今、僕が渇望しているものですね」

 ――今後の予定は

 「まあ7月いっぱいはゆっくりしようと思っていますが、2ラウンドで終わっているので、あまり長いのは良くないと思うし、肉体手的なダメージも今回は少ないですし、スパーリングで蓄積した疲れはありますけど、長くても7月いっぱい休んで…長くてもです。僕のことなんで1週間も休んで、ちょっとそげた肉に脂肪が付き始めころに気持ち悪いってなって動き始めると思うので、そうなったら徐々にスイッチを入れていけばいいのかなと思います」

 ――今後はどういうキャリアを?

 「今回すごくモチベーション高く保てたのは負けたっていうのもありますし、相手っていうのもありますし、やはりモチベーションを高く保てる試合が必要だと思います。それを望みたいですね。そこはすべて帝拳プロモーションに任せ、決めていただいた試合をやる、そういう気持ちです」

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2019年7月13日のニュース