国内最年長ボクサー野中悠樹 41歳で王座奪取を!来年2月の挑戦決定「同じ年齢の人に勇気を」

Photo By スポニチ
国内男子で現役最年長プロボクサー、野中悠樹(41=井岡弘樹)が来年2月24日(エディアオンアリーナ大阪第2競技場)に、東洋太平洋・WBOアジア太平洋ミドル級王者の細川チャーリー忍(34=金子)に挑戦することが決まった。所属ジムが、野中の41歳の誕生日となった10日に、大阪市内で発表した。
会見した野中は「バカボンのパパと同じ歳になりました。世の中では中年ですが、同じ年齢の人に勇気を与えたい」と、自身を昭和の名作ギャグ漫画の主人公になぞらえ、奮闘を誓った。
元世界2階級制覇王者の井岡弘樹会長も、「ぼくは29歳で引退ですからね。すごいことです」と感心。鉄人の域に達した理由として「芯でパンチをもらっていないから、ここまでできる」と、卓越したディフェンスを挙げた。野中は45戦でKO負けが16年前の1試合だけしかない。
日本ボクシングコミッション(JBC)の規定では、ボクサーは37歳に達すれば原則的に現役引退になる。しかし、日本や東洋太平洋、世界の各王座の獲得経験者や世界戦挑戦経験者、世界ランカーなど一部のボクサーには、審査を経た上で特例として現役続行が許される場合がある。
元東洋太平洋スーパーウエルター級王者の野中も、定年延長の“権利保持者”。「ここを終着点にするつもりはない。技術的には、まだまだ伸びると思う」。世界戦へのステップとして、2・24は負けられない。
戦績は、王者の細川が11勝(10KO)3敗。野中が32勝(10KO)10敗3分。
続きを表示