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多田悦子 5年ぶりに柴田直子と再戦「あの時より自分も変わっている」

[ 2017年11月9日 15:07 ]

5年ぶりに再戦する多田(右)と柴田
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBOアジア・パシフィック女子ミニフライ級王座決定8回戦(10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、元WBA、IBF女子世界ミニフライ級王者の多田悦子(36=真正)、元IBF女子世界ライトフライ級王者の柴田直子(36=ワールドスポーツ)はともにリミットの47・6キロで一発パスした。

 2人は12年9月に対戦し、当時WBAミニフライ級王者だった多田が3―0判定で勝利。1月にIBF同級王座から陥落し、再起戦で5年ぶりに柴田との再戦に臨む多田は「純粋に日本人とやりたかった。久々に試合が楽しみやな、という感覚。あの時より自分も変わっている。お互い36歳だけど、どれだけ伸びているか」と笑顔で話した。3年前からフィジカルトレーニングに取り組み、今回はロードワークのメニューも変えて調子が良いそうで、「左のカウンターを磨いてきたんで、どれだけ実戦で出せるか楽しみ。ロマチェンコです(笑い)。女子でもレベルの高い試合を見せたい」と抱負を語った。

 一方の柴田は3月に敵地・メキシコで判定負けし、IBF女子ライトフライ級王座6度目の防衛に失敗したが、9月に再起戦で勝利。「今回はタイトルよりこの試合に勝つこと。前回は攻めきれなかったけど、今はお互い元世界王者で同じような立場。レベルの高い試合を見せて勝ちにいきたい」と雪辱を誓った。ライトフライ級からミニフライ級へ2階級下げての戦いとなるが、「本来の階級なので減量は全然大丈夫。2日間節制したら落ちた。直前まで食べていたし、練習中も動けていた」とコンディションの良さをアピールした。

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2017年11月9日のニュース