ホームでロッテに3連勝 中日・井上監督「水を得た魚のようにピチピチと跳ねてくれた」 一問一答 

[ 2025年6月8日 18:06 ]

交流戦   中日3-0ロッテ ( 2025年6月8日    バンテリンD )

<中・ロ(3)>ロッテに3連勝し、スタンドの声援に応える井上監督(撮影・椎名 航)
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 中日は先発の松葉が7回無失点の力投で、ロッテに3連戦3連勝を飾った。

 敵地でソフトバンクに3連敗したが、これで交流戦は勝率5割復帰。井上監督は「交流戦始まって3連敗を喫し、ホームで出直すぞという気持ちはあれど、不安を感じながらやっていたんですけど。ホームゲームになって水を得た魚のようにピチピチと跳ねてくれたようなイメージがあります」と独特の表現で喜んだ。

 以下、一問一答

 ――3連敗後にすぐ3連勝は大きい。

 「そうですね。やはりまず5割というのを大事にしていきたいし。もちろん、それに加えて貯金というのは欲しくて欲しくてしょうがないんですけど。そこで黒星、借金という形になってしまうと、どうしても、やる気はあれどもそういうふうに見えないというか。“どうしたんだ、ドラゴンズ”というような形で世間様に見られてしまう。選手たちも結構、ピュアですから。シュンとなってしまう、僕も含めて。3連敗の後の3連勝で五分に戻したというのは凄く大きい」

 ――松葉が力投。

 「松葉は今年は開幕からずっとゲームをつくってくれる。信頼は常に置いていますけど。今日は最後にアクシデントがありましたけど、チームへの貢献度というのは今日も高かったですね」

 ――死球が当たった左手の状態は。

 「一応、大事を取って圧迫をしているという形。ちょっとね、速い球が当たっているわけですから、“大丈夫、大丈夫”ってわけにもいかない。明日の様子を見て、こちら側も次の登板に順調にいけるのか、それともちょっと空けないといけないのか判断したい」

 ――田中幹也の犠飛が大きかった。

 「でしたね。僕もあそこは一瞬、迷ったんですけどね。いろんな形で(サインを出すか)迷いましたけど、昨日、今日の選球眼という意味で、ちょうどいい打者に回ってきた。何か作戦面でやるにしても、一番、信頼の置ける打者なんですけど、振って取るのか、技を使って取るのかというところで迷いました。でも、最後は今、ミッキー(田中)がついている部分があるので、そこにかけました。精一杯の犠牲フライだったと思います」

 ――ボスラーの一発も効果的。

 「あれは大きかったですね。ジェイソン(ボスラー)がやはり助っ人外国人と言われながらも“なかなかデッカいのが打てないよね”というのを、日本語はあまりヒヤリングできないにしても、何となく自分で感じていたでしょうから。ホームゲームでこの広いバンテリンドームで打てたのは、はずみになってくると思います」

 ――ダメ押しは代打・ブライト

 「あそこは迷わず。ここぞというところの、美味しいところの、というね。追い込まれながらもああいう打撃ができるというのが彼の魅力ですから。また一人で騒いでましたけど、ナイスバッティングでした」

 ――週明けは楽天、西武の敵地6連戦

 「楽天さん、それから西武さんですよね。もちろん、ロッテさん、ソフトバンクさんもですけど、“この選手誰だ?”っていうふうに、ちょっと勉強していながらも分からない選手、戦力があるので。そういうところは不安な部分はありますけど“いやいや、ウチはこんな野球をしまっせ”という部分を見せながら戦いたい」

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