阪神・小幡が復帰後初スタメンで躍動「問題なくやれた」 藤川監督「何日か前から計画」遠征組の疲労考慮

[ 2025年6月7日 05:15 ]

交流戦   阪神1―0オリックス ( 2025年6月6日    甲子園 )

<神・オ>9回、スライディングした広岡(左)の影響で送球できなかった小幡(撮影・北條 貴史)
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 阪神・藤川監督の選手起用が的中した。左下肢の筋挫傷で離脱していた小幡を6日、1軍に昇格させ「6番・遊撃」で即起用した。本隊は前日まで北海道で日本ハム戦を戦い、この日の午前便で空路帰阪。遠征組の疲労蓄積を考慮し、フレッシュな24歳を抜てきした。オリックス投手陣の状態の良さを踏まえて守備からリズムをつくることが賢明と判断。三塁には木浪を入れた。

 「(小幡は)移動距離も少ない。少しでも木浪にも負担がない状態でできるんじゃないか、というところで何日か前から計画した」

 これに小幡が応えた。5回2死から四球を選ぶと、延長10回無死一、二塁では投前へ絶妙な犠打を決め、木浪の劇打をお膳立て。フル出場で締めた小幡は「体は問題なくやれた。勝てたことがうれしい」と回想した。

 長距離移動ゲーム対策で、試合前の打撃練習より先にシートノックを実施。選手のコンディションづくりに注力するタクトのもと、三遊間で共存した“遊撃手コンビ”が見事に結果を出した。

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