日本一阪神に「新星」続々 育成枠の野口が秋季Cで怪力披露 柵越え20本に「振る体力は自分の中でも…」

[ 2023年11月9日 05:15 ]

<阪神秋季安芸キャンプ>フリー打撃をする野口(後方左は和田2軍監督) (撮影・成瀬 徹)
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 秋季キャンプに参加している阪神の育成枠、野口が怪力で高知・安芸の虎党の視線をくぎ付けにした。フリー打撃で20本の柵越えを放ち、うち4本は左翼ポール際への場外弾。和田2軍監督から「打撃だけなら(背番号)3桁の選手ではない」と評される長打力を見せつけた。

 「振る体力は自分の中でも本当についてきたな、と。夏場は打球が全然飛ばないことがあった。しっかり振れているのはいいこと」

 昨年の育成ドラフト1位で入団した右打ちの外野手。名前は1軍にも届いていて、甲子園クラブハウスを訪れた平田ヘッドコーチは「パンチ力と思い切りのいいバッティングには魅力を感じる。彼らにとってアピールの場。どれだけ若い選手たちが監督の目に留まるか」と岡田監督ら1軍首脳陣がキャンプ地に合流する11日以降を楽しみにした。

 来春の1軍キャンプ抜てきにつながる可能性もあり、野口は「自分らしさを出して、しっかりアピールできたら。森下を超えられないと試合に出られない。1軍で活躍しているので、もっと自分も頑張らないと」と同期のドラフト1位の存在も発奮材料とした。 (阪井 日向)

 ◇野口 恭佑(のぐち・きょうすけ)2000年(平12)7月17日生まれ、長崎県出身の23歳。創成館では1年秋から外野手でベンチ入りし、3年春夏の甲子園出場。九産大では1年春からベンチ入りし、4年春に外野手のベストナイン。22年育成ドラフト1位で阪神入り。2軍通算67試合で打率・303、6本塁打、18打点。1メートル80、88キロ。右投げ右打ち。

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