“内紛”政治家女子48党、代表権は裁判で決着へ 立花氏VS大津氏「とりあえず、一回決着をつける」

政治家女子48党が、18日までに公式ブログを更新。党の代表権を巡り、「代表者を決めるのは裁判所になりました」と報告した。
政治家女子48党を巡っては、NHK党のガーシー元参院議員の処分を受け立花孝志氏が3月8日に引責辞任し、政治家女子48党への名称変更を発表。大津綾香氏を党首とすることを記者会見で発表した。その後、旧NHK党党首の立花氏と大津氏の代表権を巡り、幹事長である黒川敦彦氏などの反発もあり現在は人事が不透明な状態となっていた。だが今月に入り、「2023年3月29日付で、政治家女子48党の代表者は、大津綾香より、斎藤健一郎に変更されました」と、ガーシー元議員の除名により繰り上げ当選となった斎藤氏が代表になったことを報告。大津氏は反発していた。その後、立花氏は大津氏に対し「民事も刑事も背任罪」として「政治家女子48党に不正など無いのに、不正があるとウソをついて、党に損害を与えた!本日の職員へのお給料を支払わなかった。正当な理由もなく、職務を放棄している!」として、法的措置を講ずることを報告していた。
党の公式動画に登場した立花氏。「代表権についてご心配をおかけしております」と謝罪し「決着がつかずに、今日、法務局の方に行ってきたのですが、大津さんの方が仮処分の申し取りがされていますので、このあと裁判で決めることになりました」と報告した。
代表権を巡る話し合いは、党本部が千葉・船橋にあるため、千葉地裁で行われる。現在は大津氏による「仮処分の申し立て」の段階だとして「とりあえず、一回決着をつける」と語るにとどめた。
立花氏は「仮処分なので、それで不満があったら、地方裁判所、そのあと高等裁判所、最高裁判所と争えるんですけども、もちろん和解できる可能性もゼロではないし、当然裁判所も和解を勧めてくると思います」と推測。「こちらとしてはそこまでかたくなになるつもりはないんですけど、大津さんの方がなかなか厳しいのかもしれません」とした上で「大津さんも壊滅的なことをしようとか、潰して損害を与えようとする方ではなさそうなので、安心しました」と吐露。「もうしばらく…1~2週間はかかりそうですが、お待ちいただきたいと思います」と理解を求めた。
この発表には「こりゃ、今年いっぱいかかるな」「最初に戻るって可能性もあるって事かな」「もう何が真実なのかわからなくなってきました」と、さまざまな意見が寄せられた。