川崎F　栃木シティに3―1勝利　2発の遠野「すごく自信になる」

第103回天皇杯2回戦   川崎F3―1栃木シティ （ 2023年6月7日    等々力 ）

＜川崎F・栃木C＞後半、遠野が勝ち越しゴールを決める（撮影・篠原岳夫）
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　川崎Fは天皇杯2回戦で栃木シティを3―1で下し、J2水戸との3回戦に駒を進めた。

　FW遠野の2発が白星に導いた。前半18分にペナルティーアーク付近からの右足ミドルで先制点をマーク。後半20分に関東1部の相手に同点に追いつかれ不穏な空気が漂ったが、背番号17が6分後にMF瀬古のパスから左足で再びゴールを決めた。終盤は途中出場のFW宮代が追加点。台風の影響で移動ができず3日のリーグ神戸戦が延期となり、10日ぶりとなった公式戦で勝利を手にした。

　遠野は「結果にこだわっていたゲームで勝ち切れたのはすごく自信になる。リーグ戦で結果が出ていない分、自分の自信にもなる。自分の特長は点を取ること。特長を出せた」と値千金のマルチ得点を挙げた価値をかみしめた。鬼木監督は2点目を取るまでに時間がかかったことについて、「もっと相手の陣地に押し込んでやらないといけなかった」と課題を指摘したが、「慌てずに逆転したところは彼らの成長」とうなずいた。