【Ｊ１キーマン・名古屋】ＭＦ和泉竜司「タイシくんのように」攻撃タクト

名古屋ＭＦの和泉
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　元ブラジル代表ＦＷジョーやＪ屈指の技巧派ＭＦガブリエル・シャビエルら豪華な攻撃陣を形成する中、キーマンになるのは和泉竜司（２４）だ。３年目を迎える今季は主力組のインサイドＭＦでプレー。昨季限りで退団したＭＦ田口泰士の後釜としてゲームをつくる役割を担う。

　「入団してから凄く良くしてもらった。苦しい時に何かをしてくれる人。僕もタイシくんのようになりたい」

　本職は攻撃的ＭＦだが、風間監督１年目の昨年はサイドバックやセンターバックでの起用が多かった。不慣れなポジションではあったが、見えたこともある。田口の存在の大きさだ。守備陣の負担を軽減させるようなポジションに顔を出し、パスを受けて前線へとつなぐ。苦しい時に得点を奪う。先頭に立ってチームを鼓舞し続けた姿を、目に焼き付けている。

　ジョーやシャビエルを生かすも殺すも自分次第。「得点やアシストにはこだわる」。２年ぶりのＪ１舞台。和泉が覚醒すれば、上位進出も夢ではない。（飯間　健）

　◆和泉　竜司（いずみ・りゅうじ）１９９３年（平５）１１月６日、三重県四日市市生まれの２４歳。市船橋―明大を経て１６年に入団。１３年にＵ―２０日本代表、１５年に全日本大学選抜に選出された。１メートル７３、７２キロ。利き足は右。