【津ボート G1東海地区選手権】北川潤二 「チャンスある仕上がり」で初戴冠に挑む

[ 2025年2月9日 20:04 ]

7年ぶり2回目のG1優勝戦進出となった北川潤二(撮影・奥 調)
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 ボートレース津のG1「第70回東海地区選手権競走」は9日の4日目10~12Rで準優勝戦が争われ、10日の最終日12Rに行われる優勝戦メンバーが出そろった。

 今節の北川潤二(42=愛知)はひと味違う。準優勝戦11Rでは2コース差しでインの磯部誠に食らいつき、1周2マークでは内を伝って競りかけた柳沢一を冷静に回しての差しハンドルで次位を堅守。G1初の優勝戦進出だった2018年2月15日の第63回大会(とこなめ)以来、2度目の東海地区選ファイナリストとなった。

 「1マークは自分のハンドルとレバー操作が雑だったけど、それ以外の舟の向きは一番良かった。今節はエンジンのおかげ。ペラのベースも変えていません」

 2連対率55.1%(前検時)を誇る31号機は基本的に伸び負けなし。良くも悪くも、北川にいつもとは違う景色を見せてくれた。ネックとなった起こしの誤差からくるスタートの決めづらさも、セミファイナルではほぼ解決。コンマ03の踏み込みを実現させた。

 「伸びを特化させればつくと思うけど、自分にその引き出しはない。ただ、初優出した(18年の)地区選よりもチャンスがある仕上がり。スローからでもいいスタートが行ければ面白い。5枠なら動きますよ」

 師匠・赤岩善生から受け継いだ闘魂スタイルを貫いて、優勝戦は5号艇からG1初制覇を目指す。

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