【京成杯AH】ウイングレイテスト　勝って逆転戴冠だ！“相棒”松岡と重賞初制覇へ好感触

厩舎周りでde運動するウイングレイテスト（撮影・郡司修）
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　「第68回京成杯AH」ではウイングレイテストがサマーマイルシリーズ逆転制覇を狙う。

　サマーマイル王にオレはなる！今週の中山メイン、京成杯AHはサマーマイルシリーズの最終戦。現在12ポイントで首位に立っているのは、中京記念を勝ったセルバーグだが今回は不出走。優勝すれば10ポイントが加算されるだけに逆転を狙って、2位のメイショウシンタケ、5位ラインベック、6位ウイングレイテスト、10位タイのミッキーブリランテが出走する。

　「サマーマイルのタイトル欲しいね。この馬には勲章がないから。最後まで諦めずに頑張りたい」と気合が入っているのは、ウイングレイテストに騎乗する松岡。全30戦中20戦に騎乗しており誰よりもこの馬のことを熟知している。今回の追い切りにも2週続けて騎乗。6日の最終追いでは紫苑Sに出走するミシシッピテソーロ（3歳3勝クラス）を12馬身ほど後方から追いかけたが、コーナリングを利して内から一気に差を詰めると、手綱を引っ張ったまま併入に持ち込んだ。松岡は「攻めると動いちゃう馬だから。競馬での動きを高めたいので今週はブリンカーなしで。前走が凄く良かったので上積みはないですけど、引き続き状態はいい」と感触を語った。

　2歳時のデイリー杯2歳S2着を皮切りに重賞に挑戦すること8戦。常に善戦はするが、あと一歩でタイトルに手が届いていない。そこで陣営は今回ブリンカーを着用して、ゴール前の詰めの甘さを補う作戦を採る。「サマーチャンピオンも獲りたいけど、この馬とは重賞を勝つのが目標なんで。何とかしたい」と松岡。ウイングレイテストが重賞初制覇を飾り、2位のメイショウシンタケが3着以下なら、サマーマイル王のタイトルもグレイテストが手に入れる。