【大井・東京記念】セイカメテオポリス重賞3連勝！吉原「勝ち切ってくれてうれしい」

　S1「第60回東京記念」が6日、大井競馬場で行われた。1番人気のセイカメテオポリスが差し切って優勝。重賞3連勝を達成した。通算では4勝目。また1～5着馬に「第33回埼玉新聞栄冠賞」（S3、10月18日、浦和）への優先出走権が与えられた。

　大井伝統の長距離重賞を制したセイカメテオポリスに古馬No・1の風格が漂っていた。重賞V3かつS1連勝。全てで手綱を取った吉原は「（馬体に）凄く身が入っていた。これならいい競馬ができると信じて乗った。最後までタフな競馬だったが、勝ち切ってくれてうれしい」と称えた。

　道中は中団を追走。3コーナーからライバルたちが一気に動く。さらに先行馬がバテて下がってくる目まぐるしい展開の中、インでじっと我慢した。直線で満を持して外へ出すと逃げ粘るランリョウオーをゴール前できっちり捉えた。「3コーナーで内、外から馬が来て窮屈になったが、インにこだわった。直線で外に出した時の手応えは抜群だった」と満足げに振り返った。

　渡辺和師も「一本、筋が入ったような強さだった」と愛馬の成長に舌を巻いた。星加オーナーとのコンビは無敗の3冠馬ミックファイアと同じ。それだけに次走については「流動的」と明言を避けたが、「JRAの一線級にチャレンジしたい気持ちがある」とキッパリ。大舞台での“同門対決”が今から待ち遠しい。

　◆セイカメテオポリス　父マジェスティックウォリアー　母ボウピープ（母の父ディープスカイ）　牡5歳　大井・渡辺和雄厩舎　馬主・星加浩一氏　生産者・北海道浦河町の谷川牧場　戦績25戦6勝（南関東20戦5勝）　総獲得賞金1億6905万円。