【福岡・ルーキーシリーズ第14戦】明日開幕！末永和也　九州王者が魅せる

GⅠウィナーの末永和也が主役候補だ
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　晩夏の博多で若武者が火花を散らす。ボートレース福岡の「ルーキーシリーズ第14戦スカパー！・JLC杯」が明日31日に開幕。今年の九州地区選の覇者・末永和也を筆頭に前田篤哉、定松勇樹らスピード自慢が難水面に挑む。地元の羽野諒は今年4回目の当地参戦。地の利を生かして福岡初優出を狙う。

　実力差が大きいとされるルーキーシリーズ。今年3月に当地で行われた第5戦は、初日ドリーム組が4人優出と力の違いをしっかり見せたシリーズになった。今大会も初日ドリーム戦に出場する6人が主力となっていくだろう。

　主役候補はドリーム戦1号艇で登場する末永和也。今年2月の九州地区選でGⅠウイナーの仲間入り。クラシック、オールスターに出場するなど順調にキャリアを積み重ねている。福岡は21年4月以来の参戦でブランクは空いたが、前回戦は優出（5着）と苦手意識は少ないはずだ。

　末永の対抗馬になるのが同じ佐賀支部の定松勇樹。末永と比べると成績にムラはあるが、ハマった時の爆発力は引けをとらない。前回3月の当地戦は好成績を収めながら私傷病で途中帰郷。不完全燃焼で終わっただけに今度こその思いだ。

　近況の充実ぶりなら高橋竜矢が一番か。前期で自身初の勝率7点台に乗せると、今期は7点台中盤と安定感はピカイチ。10月の蒲郡ダービーでSGデビューも決まっている。福岡では目立った戦歴を残していないが、今の勢いなら優出は外さない。

　他では20年最優秀新人選手の前田篤哉、思い切った攻めに定評がある松本純平も優勝候補の一角。地元からは竹下大樹が大将格となるが、7月大村ルーキーシリーズで今期2本目のフライングを切り、早いスタートは厳禁。重い足かせがあるだけに、我慢のレースを強いられそうだ。