【函館競輪・ガールズケイリンフェスティバル初日1R】先行して3着スタートの坂口楓華「全力だった」

3着スタートも力強い走りだった坂口楓華
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　開幕戦は坂口楓華（25＝京都）がパワフル先行で3着に粘り込んだ。坂口は「今日は先行して3着までと思っていた」と作戦を明かし「先行して3着までに入らないと上では通用しない」と及第点の走りを振り返った。

　結果は3着も内容は満点に近い。最終ホーム5番手から勢い良くカマすと、真後ろに続いた村田奈穂が2コーナーから捲って来た。最終バックでは先頭を奪われたが、内からしぶとく踏み返して最終コーナーの先頭を譲らなかった。今年10場所連続完全優勝を飾った先行力はさすがだ。坂口は「（村田を）合わせたというよりも一生懸命に踏み直しただけ。全力だった」と勝負どころを振り返り「雨上がりで走路が軽く、空気も涼しくて湿度もなく走りやすかった」と納得顔を見せた。

　2日目以降の修正点を聞かれると「ちょっと気持ちがこの前のG1と違う。あの時は集中力が凄く入っていた。あそこを思うといまひとつ足りない。自分の力を出せるように集中したい」。ビッグレースではなぜか白星が遠いが、スケールの大きな走りを続ける限り勝利の女神はいつかほほ笑むはずだ。