【岸和田競輪G1「第74回高松宮記念杯競輪」最終日】王者・脇本が制圧

[ 2023年6月18日 04:45 ]

脇本雄太
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 岸和田競輪の大阪・関西万博協賛G1「第74回高松宮記念杯競輪」はきょう18日、最終日を迎え12Rで決勝戦(優勝賞金4590万円)が行われる。4連勝で勝ち上がった脇本雄太に古性優作―稲川翔が続く近畿ラインが本線になるが、松井宏佑の動きに乗る郡司浩平、新山響平―佐藤慎太郎の北日本コンビら実力者がそろった。元競輪選手でG18勝の小橋正義氏は松浦悠士マークの山田庸平を本命に指名した。

王者・脇本が制圧(12R)

 【12R】脇本が圧倒的なパワーを見せつけ4連勝で勝ち上がった。他ラインから徹底的に警戒され7番手に置かれるが、それでもケタ違いの脚力で巻き返している。ここ積極的な走りの新山と松井がいて7番手に置かれるが、地元勢を連れて踏み切り大会2Vを決める。地元の古性は初日落車のピンチから気迫の走りで3連勝。脇本にピタリと続きG前差し迫る(1)=(7)が軸。
 郡司が松井に前を任せてタテ脚を発揮する。準決勝の新山の動きが抜群。佐藤慎を連れての強攻で脇本を封じると波乱に。松浦が自在に運び続く山田庸が強襲だ。

 (1)脇本雄太 道中も含めて4日目以上に余裕がない。なかなか疲れが取れない。自力で。
 (2)郡司浩平 正直、余裕はない。自分の体的には普通で、戦える状態ではある。練習仲間の松井君。
 (3)佐藤慎太郎 コース取り的に正解だったかな。疲れは感じない。状態がいいままキープできている。新山君。
 (4)山田庸平 4日目にセッティングを試してしっくりこなかったので、戻したら準決が一番良かった。松浦君へ。
 (5)松浦悠士 調子自体は抜群にいい。最後まで踏めている。ベストパフォーマンスを出せれば。自力自在。
 (6)松井宏佑 少し遅めだったけど、外々に行けたので脚自体は問題ない。自力勝負。
 (7)古性優作 落車をしてから日に日に悪くなっている。本調子には程遠い。脇本さん。
 (8)稲川翔 (山田)英明さんがヨコに動いたので、僕は外に出してあとは思い切って踏むだけだった。近畿3番手。
 (9)新山響平 踏んだ瞬間行ける感じはあった。捲り、カマシの練習をメインにやっているので、使うことがあって良かった。自力。

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2023年6月18日のニュース