【天皇賞・春】アスクビクターモア95点 疲れない柔軟な筋肉

[ 2023年4月25日 05:28 ]

鈴木康弘氏「達眼」馬体診断

アスクビクターモア
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 10人のホースマンがアスクビクターモアの立ち姿を見れば、10人とも中距離馬だと思うでしょう。各部位のつながりに遊びがないガチッとした体形。それでも、菊花賞を制したのは疲れのたまりづらい柔軟な筋肉をバランス良く身につけているからです。父ディープインパクト譲りのしなやかな筋肉が父同様、距離に融通を利かせている。

 賢そうな顔立ちでリラックスしながら立っています。無駄なことに体力を消耗しないクレバーさがうかがえる立ち姿。気性的にも長距離を克服できるのでしょう。古馬になって全体にたくましくなりました。毛ヅヤも抜群。よほど体調がいいのでしょう。中距離体形でも菊花賞以上の気配で長距離王の座に挑めます。

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2023年4月25日のニュース