【平塚・グランプリ】吉岡 守沢軸も松浦分断なら脇本、井上 新山の恩返しで守沢=新田

[ 2022年12月30日 05:00 ]

“鬼脚”井上茂徳 “F1”吉岡稔真 最強ライントーク
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 吉岡 ガールズグランプリは人気の佐藤と児玉が落車、石井が失格の大波乱。柳原は元々、ポテンシャルが高かったが、ようやく開花した。来年が楽しみです。GP久々の山原もいい位置を取ってチャンスをつくった。頑張ったと思う。

 井上 国内の競輪は何が起こるか分からない。佐藤は世界に向けて頑張っているが、この影響は少なからず出てきそう。柳原はいつもの走りではなかったが4コーナーからの伸びはさすが。来年はGP女王として頑張ってほしい。

 吉岡 さあ、大トリのKEIRINグランプリ。今年は北日本4人、近畿2人がラインを組み、他3人は単騎。北の先頭は新田の番手から競輪祭を獲った新山。その流れからも先行するのは新山…と誰もが思っているでしょうね。

 井上 競輪祭が終わった直後の新山は「GPでは恩返しがしたい」と語った。その言葉にうそはないだろう。新田もまたGPを見据えての前回りだったはずだ。そうじゃないとグランドスラムを達成後のG1決勝で、北4車の先頭で風を切るのは考えにくい。

 吉岡 あとは新田の気持ち次第。過去には同じ条件下で、引きつけ過ぎて失敗した例がある。今回は後ろの守沢にかわされてもいいくらいの気持ちで踏むべき。もちろん無風で回ることができればの話。脇本の飛びつきは考えにくいが松浦の切れ込みはある。

 井上 新田が早めに出ても競り込まれても、展開は守沢に向く。道中はマーク屋としての仕事を遂行するが、4コーナーからは別。2着で御の字はない。それが競輪。守沢はこの2年間で確実に力を付けてきた。新田を抜く脚力は十分にある。<4>=<7>本線だ。

 吉岡 僕も守沢が軸。新田を差す<4><7>が本線ですが、郡司は競輪祭4日目のダイヤモンドレースでも新山目標の新田に踏み勝っている。地元の利、出来の良さを加味すれば攻め切り十分で<2>=<4>。松浦が北日本分断に動いた場合は脇本のカマシ頃。不発でも古性が絶妙なコース取りで伸びてくる。<1>=<4>視野。

 井上 私も郡司の捲りスジ<2><6>、<2><1>は気になる。あとは北4番手を回る佐藤の意地<4>=<8>を少々。最後に、GPは持てる力を出し切る場ではなく、それ以上の力を出す舞台。昨年の古性がまさにそうだった。優勝賞金もさらに上がっている。9人とも悔いのない走りをしてほしい。

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2022年12月30日のニュース