【川崎・報知オールスターC】ノーヴァレンダ　逃げ切り完全復活V！

報知オールスターCを快勝したノーヴァレンダ。
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　22年南関東重賞戦線の開幕を告げる「第58回報知オールスターカップ」（S3）が3日、川崎競馬場で行われた。単勝1・8倍の圧倒的支持を受けたノーヴァレンダが逃げ切り優勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「川崎記念」（G1、2月2日、川崎）への優先出走権が与えられた。

　戦法に迷いはない。ゲートを出るとスッと前に。ハナを奪って自分のペースに持ち込んだ。それでもトランセンデンスとタイサイが後ろからつつく形。極端なスローペースには落とせなかったが、2周目3コーナーでは自然と後続を引き離していった。直線を向くと右ステッキがゴーサイン。迫ってきたエルデュクラージュを2馬身半抑えたところがゴールだった。

　「2100メートルの距離では厳しい流れだった。それを勝つ馬はなかなかいない。完全復活と言っていい。今後は交流重賞など大きいレースを戦うことになるが、この馬と一緒に頑張りたい」と森。最大級の賛辞とともにしっかりした手応えをつかんだ様子だった。

　◆ノーヴァレンダ　父ダイワメジャー　母モンプティクール（母の父クロフネ）　牡6歳　川崎・内田勝義厩舎　馬主・キャロットファーム　生産者・北海道安平町のノーザンファーム　戦績16戦5勝（南関東4戦3勝）　総獲得賞金8754万4000円　重賞は18年全日本2歳優駿以来2勝目。