【三国・北陸艇王決定戦】吉川、大カドまくりG1・19V “赤岩神話”粉砕「最高のリズムでGPに」

[ 2019年12月11日 05:30 ]

三国G1を制覇し優勝旗を手に笑顔を見せる吉川
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 ボートレース三国のG1開設66周年記念「北陸艇王決戦」は10日、第12Rで優勝戦が争われた。レースは、4コースの大カドになった吉川元浩(47=兵庫)が、猛烈ショット&超抜パワーでまくり圧勝。通算19度目のG1優勝を飾った。吉川は当地G1・4度目のV。

 スタート展示で5号艇の深川がインまで奪った大注目の進入争い。4号艇の吉川は狙い通りピット離れで3号艇の岡崎を抑え込み、深川をけん制するかのように見せかけて前につけ、古賀がスローに向けるとダッシュに引いた。

 「カドが取れた時点でスタートは行くと決めました」。振りかぶってスリットを通過したタイミングはコンマ09。インの赤岩はさらに前のコンマ05だったが、深川の競りかけで助走距離が短くなったインではダッシュが乗らない。さらに2、3コースの佐賀コンビが遅れる“裸のイン”だ。赤岩も最後の抵抗を試みるが、吉川の猛烈な勢いは、三国で優勝戦に乗れば必ず優勝するという赤岩の“不敗神話”を粉砕した。

 「最高のリズムで住之江グランプリに行けますね。その前に風邪ひかないように気をつけます(笑い)」と締めた吉川。黄金のヘルメット奪還へ、さあ勝負の時が来た!

 【次走】優勝した吉川元浩の次走は17日からの住之江SGグランプリ。毒島誠、石野貴之、峰竜太、桐生順平、瓜生正義ら強豪と頂点を懸けて争う。赤岩善生、岡崎恭裕、深川真二は17日からの住之江SGグランプリシリーズ。松井繁、浜野谷憲吾、原田幸哉、湯川浩司、長田頼宗らが相手。古賀繁輝は17日からの徳山一般戦。市川哲也、平尾崇典、若林将らが参戦。小坂尚哉は1月14日からの大村一般戦。三角哲男、市橋卓士、三井所尊春らとVを競う。

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2019年12月11日のニュース