【セントウルS】7カ月半ぶりも…ディレクター放牧でシャキッ

[ 2017年9月7日 05:30 ]

ミヤビベスト(右)と併せて追い切られたダンスディレクター
Photo By 提供写真

 【東西ドキュメント・栗東=6日】セントウルSは重賞2勝ダンスディレクターが実績面で最上位だが、左第1指骨剥離骨折で7カ月半ぶりの実戦。取捨に悩む。

 追い切り後(坂路4F52秒8〜1F12秒6)に笹田師は「全体に速くなるよう指示。馬場も重いからこんなもん」として「昨年の休み明けよりはやれそうな感じ。ただし、1つ年を取っているけどね。人間でも40代より30代の方が動けるでしょ」とそのジャッジを聞く限りまずまずの仕上がりだろう。

 ペンを手にする菱田はあの時を思い浮かべていた。5月初め、宮崎の牧場で休養していたダンスディレクターを目にしていたのだ。さざ波が打ち寄せる砂浜をのんびり歩いていた頃である。失礼ながら当時は重賞馬のオーラを感じなかったのだが、笹田師は笑いながらこう答えている。

 「休むことに専念していたからそれが真の放牧。函館に入ってからシャキッとしてきた」

 なるほど休養中にオーラなど不要か。戦闘態勢に入ればこうまで変わるものかと菱田は妙に納得した。

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2017年9月7日のニュース