【桜花賞】2着オウケンサクラ

[ 2010年4月12日 06:00 ]

 オウケンサクラが好スタートから先頭に立った。どの馬が逃げるか注目されていたがこの馬とは…。大方の予想を覆す戦法にファンからどよめきが起こった。

 「スタートもうまいし(乗り手の)自由になる馬。行く馬がいれば下げるつもりだったけど、いなければ行ってもいいかなと思っていた」。百戦錬磨の安藤勝にとっては、この作戦も想定済み。うまく手応えを残しながらマイペースに持ち込んだ。
 「この馬はバテないタイプだし流れは良かったと思うんだけどね。もう少し切れがあれば。勝った馬にも上手に乗られてしまった」
 逃げて上がり3Fを34秒5でまとめながら、離れた外からかわされては相手を褒めるしかない。音無師も「ほかに行く馬がいなかったからあの形になったんだろうね。この上がりで差し切られては仕方ない」と振り返った。だが、オークスに向けて安藤勝は「距離は問題ないよ」と好感触。敗戦の中にも大きな収穫はあったようだ。

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2010年4月12日のニュース