寺地拳四朗　120万円の“体脂肪測定器”で体調万全！　23日防衛戦で5戦連続KO任せろ

WBC＆WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ （ 2024年1月23日    エディオンアリーナ大阪 ）

スパーリングを披露した寺地。右は加藤トレーナー
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　2団体統一王者の寺地拳四朗（32＝BMB）が13日、WBA3度目、WBC4度目の防衛戦に向け、都内のジムで練習を公開した。

　公開スパーリングでは東日本スーパーフライ級新人王の佐藤祐（19＝三迫）と手合わせ。鋭いジャブから強烈な右ボディーを打ち込むなど、圧倒し「疲労もたまっている中で手数も出せたので悪くなかった」と試合前最終スパーを終え納得の表情を浮かべた。

　プロキャリア初の1月の試合。今月6日は32歳の誕生日を迎えたが「その日はジムで練習していました」と涼しい顔。ここまで約150ラウンドをこなすなど、世界戦で対日本人選手2勝1分けと無敗のカニサレスに対し万全の準備を進めている。「序盤から自分のペースで上下に散らしながら、相手にギブアップさせる形に持って行きたい」と5戦連続のKO決着へ自信をのぞかせる。

　KO決着を後押しする、頼もしい相棒も手に入れた。9月のヘッキー・ブドラー（35＝南アフリカ）との防衛戦後から体脂肪率を確認する体成分分析装置「InBody470」を120万円で自腹購入した。体の部位ごとに筋肉量や体脂肪を測定することが可能で、年々減量への負担が増しているが「数字になるのでわかりやすいし、安心感がある。コンディションは凄く良く、減量も順調」とより体重管理を徹底し、万全の状態で次戦に臨む。

　次戦に勝てば具志堅用高に並ぶ日本人歴代3位タイとなる世界戦勝利数「14勝」となる。「意識はしていなかったが、そこは抜きたい」と記録更新に意欲。「ここをしっかり勝って次に統一戦か、階級を上げて新しいベルトを獲るかが目標。どちらにせよモチベーションは高い」と24年初戦でも圧倒的な勝利を誓った。