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尚弥、スーパーバンタム級転向は来春か WBA&IBF王者アフマダリエフが「かみ合う相手かな」

[ 2022年8月2日 16:42 ]

記者の質問に答える井上尚弥(撮影・木村 揚輔)
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 プロボクシングWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が2日、都内でWOWOW「エキサイトマッチSP」の収録を行った。6月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたノニト・ドネア(フィリピン)との3団体統一戦を振り返る番組で、父・真吾トレーナーとともに試合内容を“解説”。番組は8月15日午後9時からWOWOWライブで放送され、WOWOWオンデマンドでも配信される。

 現在のスーパーバンタム級にはWBAスーパー&IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、11戦全勝8KO)、WBC&WBO王者のスティーブン・フルトン(米国、21戦全勝8KO)と2人の2冠王者がおり、年内に4団体統一戦を行うとの噂もある。番組内ではどちらが戦いやすいか、と問われた井上は「ムロジョン(アフマダリエフ)の方がかみ合う相手かな」とコメント。アマ320戦のキャリアを持つ16年リオデジャネイロ五輪バンタム級銅メダリストのアフマダリエフについて「パンチが固そうなイメージがある。アマのキャリアが凄い」と印象を話し、テクニックで強敵を完封し続けているフルトンに関しては「技術のある選手と感じるが、気持ちが弱いというイメージも持っている」と分析した。

 WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦は12月開催を想定しているが、スーパーバンタム級転向は来春かと問われると「プラン的には」と返答。「理想はそのまま(世界)挑戦。マッチメークも難しいと思うが、うまく決まればいい」と話した。階級アップについてはバンタム級の際と同様に「不安もあるが、もっといいパフォーマンスができるのではという自信もある。やってみないと分からないが」と語った。

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2022年8月2日のニュース