×

亀田興毅 ロマゴン戦実現せず2度目の引退表明 今後は弟・和毅をサポート

[ 2018年11月10日 16:32 ]

亀田興毅氏
Photo By スポニチ

 ボクシングの亀田3兄弟の長男で、元3階級制覇王者・興毅氏(31)が10日、現役引退を表明した。自身の公式ブログに「私、亀田興毅は現役を退き、プロボクサーを引退することにしました」とつづった。

 興毅氏は06年8月にWBA世界ライトフライ級王座を獲得。09年11月にWBC世界フライ級王座を獲得して2階級制覇を達成。翌10年3月にポンサクレック・ウォンジョンカムとの統一戦に敗れて王座から陥落したものの、同年12月にWBA世界バンタム級王座となり、日本人選手としては初の3階級制覇を果たした。15年10月に4階級制覇を目指した河野公平戦に敗れて引退を表明。今年5月に「一夜限りの現役復帰戦」と銘打って興行を行い、ポンサクレック氏と公開スパー形式で“再戦”し、その場で「ローマン・ゴンサレスと戦いたい」と現役続行を宣言していた。

 ロマゴンとの再戦は実現せず、興毅氏は「正直、夢半ばといいますか、今でも戦いたい、悔しいと思う気持ちでいっぱいです。しかしそんな気持ちを超えた新しい夢ができました」と説明。弟・亀田和毅(27=協栄)が再び世界王者となり、3兄弟そろって2階級制覇を達成することを目標に掲げ「サポート役としてもう一度、世界にチャレンジしたい」と決意を記した。

 和毅は12日にWBC世界スーパーバンタム級暫定王者決定戦に挑む。興毅氏は「絶対に勝ちます。応援宜しくお願い致します」と結んだ。

続きを表示

2018年11月10日のニュース