元世界王者3人が昨年のMVPに井上尚弥を選出 竹原慎二氏「すべてを変えた」

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渡嘉敷勝男、竹原慎二、畑山隆則のボクシング元世界王者3人が12日、YouTube「ぶっちゃけチャンネル」を更新。22年の日本人世界戦12試合を振り返り、バンタム級で4団体を統一した井上尚弥(大橋)を文句なしのMVPに挙げた。
ポール・バトラーを圧倒した12月の統一戦。消極的だった相手を渡嘉敷氏は「普通にいったら勝てないよ」と擁護。竹原氏も「それくらい井上チャンピオンは強い」と称えた。
畑山氏は「我々の時代と違ってタイトルを防衛すればビジネスになる時代じゃない」ときっぱり。「4団体を統一して初めてチャンピオンという見方になる」とボクシング界の変化を指摘した。
竹原氏も「すべてを変えたのは井上くん」と納得。3人は22年のボクシング最優秀選手に井上を選出。技能賞に11月の世界ライトフライ級統一戦でWBAスーパー王者京口紘人(ワタナベ)を7回TKOで下したWBC王者の寺地拳四朗(BMB)を挙げた。
敢闘賞には年末にWBO世界スーパーフライ級王者を防衛した井岡一翔(志成)の名前も出たが、竹原が「井岡はないね。ドロー防衛だし」と否定。代わって11月に元IBF・WBO世界ミニマム級統一王者のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニアに3―0で判定勝ちした中谷潤人(M・T)を選んだ。
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